液体のりが白血病治療だけでなく放射線治療でも救世主に!?アラビックヤマト

液体のりが白血病治療だけでなく放射線治療でも救世主に!?

赤いキャップでおなじみの液体のりが、白血病の治療に役立つかもしれない。

東京大学とアメリカ・スタンフォード大学の共同研究で、のりを使って白血病の治療で重要な「造血幹細胞」を大量に増殖させることに成功したという。

液体のりの主成分で、造血幹細胞を未分化のまま数か月培養できることがわかりました。ドナーから1個の造血幹細胞さえ分離採取できれば、複数の患者が治療できる可能性があります。

液体のりが白血病治療だけでなく放射線治療でも救世主に!?

白血病の治療で重要な細胞を大量に培養することに、東京大と米スタンフォード大などのチームがマウスで成功した。

これまでは高価な培養液でもほとんど増やせなかったのが、市販の液体のりの成分で培養できたという。

白血病などの画期的な治療法につながる可能性があり、専門家は「まさにコロンブスの卵だ」と驚いている。

液体のりが白血病治療だけでなく放射線治療でも救世主に!?

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白血病の治療で鍵となるのが、「造血幹細胞」と呼ばれる細胞です。

造血幹細胞は骨髄のなかで盛んに細胞分裂を行い、赤血球・白血球・血小板に成長します(分化)。

つまり造血幹細胞は、血液細胞を供給できる細胞ということ。

血液疾患である白血病の根治には、骨髄移植で造血幹細胞を移植することが大切になると言われているのですが、高齢化社会を背景に、今後ドナーが減少していくことも考えられるため、造血幹細胞を培養して増やす技術の開発が求められているわけです。

液体のりが白血病治療だけでなく放射線治療でも救世主に!?

増幅されたマウスの造血幹細胞を、他のマウスに移植し骨髄を構築する実験も成功。

この成果は、従来のように造血幹細胞を骨髄から取り出すのではなく、ドナーの血液から安全に採取して増やし、容易に複数の患者へ移植できることを示しています。

また、日常的な化学物質である安価なPVAを用いるため、幹細胞治療のコスト削減にも大いに貢献するものとみられます。

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またさらに、がん細胞に薬剤を取り込ませておき、中性子をあててがん細胞を壊す放射線治療で、薬剤に液体のりの主成分を混ぜると治療効果が大幅に高まることを東京工業大のチームが発見し、1月23日に発表した。

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「アラビックヤマト」を製造・販売するヤマトに話を聞いたところ、朝日新聞の報道で培養の成功を知って驚いたという。

担当者は、これから「当社の製品が実際に使用されたか確認していく」とコメント。

事実の確認ができていないこともあり、誤解を生むため具体的な発言は控えるとしながらも、「いろいろな方がハッピーになれば」と語った。

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